12月のGallery Ami-Kanokoさん、筆屋ギャラリーさん
(共に大阪)同時開催個展終了しました。
足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
今回の個展は、11月のアートストリームから引き続き
「文字で人となりを解体する」
というのをテーマにしたものでした。
文字(主に漢字を使用)は人の意思や気持ち、
構築された経験を端的に表す記号であり、
その記号が寄せ集まって人となりが構築されている、
という考えを根底において
今回の個展では、個展会場全体にとある人物の人となりを
構築している漢字をちりばめて
解体ショーしました。
今回とりあげた人物は、「ブリジットバルドー」。
kanokoさんでは彼女の小悪魔的だったり天真爛漫で
素朴なものを愛する人格、奔放な恋愛遍歴などから
イメージされる彼女の人物像や魅力を解体、
筆屋ギャラリーさんではセックスシンボルとして
後世まで名を残している彼女の存在をシンボリックな
漢字(創作)で構成してまとめました。
(Kanokoさん)
(筆屋ギャラリーさん)
2会場ともブリジットバルドーがよく着用していたという
「ギンガムチェックのスカート」をメインにし、その中身を
のぞいて観ていただくという展示形式にしました。
墨と紙が意図を離れてつくり出す造形(滲みや擦れなど)を
「無意識」だとしたら、
書かれた漢字などの文字は意識的なもの。
スカートの中身は外に出したいけれど出すことを躊躇
してしまう、秘められた強い意識を表現するため、
漢字+グラフィックを用いた絵柄を閉じ込めました。
今回はインスタレーションで解体ショーしましたが、
この次はこのインスタレーションの雰囲気を平面に
落とし込んで完成度をあげたものを制作しようと
考えています。
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