岡山では初の個展、書奏~渡辺千尋 個展 グラフィック×書Ⅱ~、たくさんのみなさまにお越しいただけましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
ご覧いただいた方々との、作品の前での語らいの中から、会期中に新作もうまれました。
本当にたくさんのありがたい反応、お言葉をいただけて、次の制作への意欲がみなぎっています^^
では、今回の展示作品を振り返ります。
照明の関係で、写真の色と質が微妙すぎるのはご容赦くださいw
掛け軸:「傷」
周りの赤パネル張り作品群「必と心シリーズ」
「傷」は、2013秋の展覧会「29展」で展示した、29歳の心情を書いた詩です。
「必と心」
人間、心から必要とし合えば必然的につながっていくもの(心から必要とし合わなければ必然的につながらない)という、29歳の悟りです。
心と心がつながり、そして重なり合って必然がうまれる。
すっとスムーズに良好な関係性が築かれることもあれば、
必要性の重さのギャップ等があり、必ずしも良好な関係性になることばかりではない。
必要ってなんだろうか。。。実はとても難しいことだったりして。。。
とにかく、いろいろな人、人々と出会って心を見せ合うことがあるけれども
大事なのは自分の心がどうであるか。
人間がブレないようにありたいと思う。
これも29展で展示した、通称「ジャネーの時計」
今回はちょうどいい柱があったのでこちらに置いてみました。
来年、30歳になったら29に下に30と書きます。
またいろいろな場所に、そのときどきで微妙な変化を見せながら登場させる予定です。
最長80歳まで続いていく作品になります。生きてるかな〜〜わたし!?
「雪 冬」は新作。
漢字で柄のようなデザインをしてみたかったので、その第一弾。
雪の結晶のつもりでしたが、六角形ではないので結晶ではないです、間違えましたw
こちらは2年ほどまえから続いている「猿でもわかる漢字字典」シリーズの最近の作品を長い壁に一列に13点展示しました。
写真は「爺」「雪」「家守」「骨骨」
家守と骨骨は岡山でとても人気がありました。なぜかw
「包」という字の象形文字です。
母体に胎児がつつまれている様子から。
写真では分かりづらいですが、紙を層状に重ねていて
一番高いところに母体、低いところに胎児を書いています。
今まで、何層にも何層にも大切にいろいろなものに守られてきた。
私はこれから何かをこんなにもつつんで守っていけるようなおとなになれるだろうか・・・
こちらも29展で初めて発表した「美」。
二層紙を利用した線質とphotoshopの技を駆使して出来た自分の代表作です。
「美」は生贄の羊が大きくて何の欠点もなく美しい様子から成り立っているそうです。
来年の干支は羊ですね。
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